イチゴ(あまおう)の森羅処理試験 |
アグリボ相談室にもイチゴ生産者からの問い合わせが多くなっています。
昨年おこなったイチゴ(あまおう)の試験。
試験報告書はすでに出来上がっているのですが、ホームページ上での公開ができておりません。シーズンに突入しているのに、申し訳ございません。
と言うことで、簡単ではありますがこのアグリボLandで一足先に紹介します。
◆試験区
①森羅2000倍 ②森羅1000倍 ③無処理(水)
◆処理方法
定植(12月3日)後より、約10日おきに5月末まで潅水処理
◆考察(収穫開始~収穫終了まで)
・果実数について
森羅2000倍区では無処理区対比130%
森羅1000倍区では無処理区対比121%
これは、森羅の継続処理で、開花数・着果率いずれかが促進されることを示す。
・果実重について
森羅2000倍区では、無処理区対比110%(収穫盛期には130%)。
森羅1000倍区では、無処理区とほぼ変わりなし。
森羅1000倍区は、果実数増加(開花促進ないしは着果促進)には有効であるが、果実肥大に関しては、抑制方向に働く可能性が極めて高い。
◆結論
イチゴ定植後に森羅2000倍希釈液を、10日おきに潅水処理することで
果実数・果実重の増大および収穫盛期の早期化・拡大化が可能となる。
以上のような結果が出ました。
濃い濃度で使用したからといって結果が良くなるわけではなく、使用目的によっては逆効果になることもあるんですよね。
使い方に迷った時は、おl気軽にアグリボ相談室までご連絡ください。