イチゴ(とよのか)の「アグリボEX」処理試験 |
今日は「アグリボEX」です!
◆試験区
①アグリボEX1000倍②アグリボEX500倍③アグリボEX1000倍+ヤワラ1000倍④無処理
◆処理方法
定植後から約10日おきに6月初旬まで葉面散布
◆結果と考察(収穫開始~収穫終了まで)
・果実数
アグリボEX1000倍区では無処理区対比135%
アグリボEX500倍区では無処理区対比157%
アグリボEX1000倍+ヤワラ1000倍区では無処理区対比144%
・果実重
アグリボEX1000倍区では無処理区対比106%
アグリボEX500倍区では無処理区対比136%
アグリボEX1000倍+ヤワラ1000倍区では無処理区対比116%
アグリボEX1000倍区はアグリボEX500倍区に劣る結果が出た。
しかしヤワラ1000倍を混用することにより、その差を縮めることができた。
これはヤワラの展着促進材によって、アグリボEXの吸収量が高まったことによるものと考えられる。
第一果房においてアグリボEX500倍区は、開始時期が10日ほど早まった。
結論
アグリボEX500倍液を10日おきに葉面散布することで、収穫開始時期を早めることができ、果実数・果実重の増大を図ることが可能である。
アグリボEXを1000倍液で使用する時は、ヤワラの1000倍液の混用で、より高い効果を発揮させることができる。
イチゴでは500倍散布が最も高い効果が出ましたが、他の植物でも濃い濃度の方が効果的かというと、実はそんなことはありません。2000倍が最も効果的な植物もあります。
これらを少しづつでも判断していくために、製品生物試験を日々おこなっています。