水菜の苗を購入して栽培する?? |
水菜の苗を生産?
この苗を購入する生産者はどんな方なんだろう?
どんな考えで水菜を生産しているのだろう?
水菜は種を直蒔きするのが一般的で、育苗をする必要がありません。
種一粒と購入苗一つにかかる経費は雲泥の差があります。
“経費を少しでも削減する”風潮がある今の日本の農業の中で“なぜ?”
興味が湧き苗生産者に聞いてみると、同じ疑問を持っていたようで、苗を購入する生産者から聞いた、その理由を話しをしてくれました。
『購入苗を使って年間の水菜生産回数を増やす』
これがその理由です。
仮に直蒔きの場合、種を蒔いてから60日で水菜が出荷でき、年間6回生産。
そして15日間生育した苗を購入するとしましょう。
すると、購入苗で育てた場合は45日で出荷できる計算になり年間“8回”出荷できる計算になります。
直蒔きと比べ2回多く出荷することで収入を増やす考え方です。
その苗の金額と水菜の相場、定植する手間・経費にもよりますが、納得のできる話しでした。
ちょっと考えれば分かること。
固定概念にとらわれずに頭を柔軟にして、不景気と言われている今を、乗り越えていかなければいけないのだなぁと思うことでした。