生産者の役割。 |
営業員
「キュウリの値段が安いと作物の調子が悪くても、それを回復させるための肥料とかに、コストをかけられないですよね?」
生産者
「何言ってんだよ。俺たち農家は“生産者”だよ」
「生産することが俺たちの役割だよ、生産に必要なコストはかけなきゃダメなんだよ」
「闇雲にコストばかりかける訳にはいかないけどね」
語弊はあるかもしれませんが、今の日本の農業は生産量が低下したとしても、コストをかけない農業が正しいような風潮があります。
そんな中“生産することが自分達の役割”と胸を張って話すこの生産者に頭の下がる思いがしました。
自分で販路を開拓し、自分で値段を決めている生産者もいます。
しかし生産者の大半は、JAや青果市場出荷のため、自分で値決めはできません。
そのため、生産物の値段が安ければコストをかけられないと判断し、自分で生産調整をしてしまいます。至極、当然のことですが。。
自給率が低下して問題だなどと言われている日本で、その生産を任されている生産者(農家)は、自分の技術や土地などもフル活用して、本当は“たくさん生産したい”と思っているのです。少なくとも私が今までにお会いした生産者の方々は。
残念ながら今のアグリボでは、農作物の価格をどうこうすることはできません。
このブログを読んでくださっている一般消費者の方々。
ぜひ、日本の生産者の方々がたくさん農作物を生産できるように、野菜やお米をたくさん食べてください!!