一つの判断が生育を大きく左右する。 |

こんなに雪が降る年は何年振りなのだろう?
横浜に居てもわかる年明け以降の悪天候。
この天候。野菜の生育に大きな影響を与えています。
日照不足や低温・雪溶け水による発根不良などが生育を著しく悪くし、さらには晴れ間がないため潅水や農薬散布などの作業すらできない状況になっています。
これもまた、生育不振の原因にもなっているように思います。
写真は、そんな悪天候の中で育ったメロンです。(品種:オトメメロン)
茎・着果枝ともに太く、果実の縦肥大も順調に生育しているように見えました。
(生産者本人は調子悪いよと言ってましたが)
このメロンをお作りの生産者は「天気で潅水ができない」と言われている中、数少ない晴れ間を見つけ適期に潅水をおこなったようです。
その甲斐あってか周りとは違うメロンの樹になっていました。
曇天・低温時の潅水は、地温が低下するため控える。(地温低下は根の生育を抑制する)
その通りだと思います。
しかし、晴れ間を見つけ早い時間に潅水し、日中の陽射しで地温を下げないようにする。
こんな考え方もあるのだと思います。
晴れだと思い潅水してもその後、急激に天候が悪化したら・・・
と考えるのも当然だと思います。
ブログで私が書くことは簡単ですが、実際の現場での判断は簡単でないと思います。
このような年は、栽培している生産者の判断が大きく左右するのでしょう。
もしかしたら、勇気も必要なのかもしれませんね。