初期生育の重要性 |

昔から“苗半作”と言われるほど育苗は重要視されています。
繁殖と育苗(1)/野菜・茶業試験場(現・野菜茶業研究所)・杉本光穂著によると
(トマト)
・老化苗が収量に悪影響を与える
・苗の徒長により花房着生が不安定になり初期収量に悪影響を与える
・育苗初期の弱光に関する影響は小さいが、育苗後期の弱光は不良果などの悪影響がある
・徒長防止のための“接触刺激”は増収が期待できる
以上のような内容が書かれています。(本文を私なりに解釈して上記しました)
私も今冬の天候不順では生育初期の良し悪しによって、その後の生育に大きな影響を与えることを実感しました。生育の初期段階で根張りが良くガッチリとした樹は、その後の低温や日照不足に強く、生育が悪くなった時にも何らかの対応で、回復させることが可能なケースを多く見ることができました。私自身が“苗半作”(生育初期の重要性)を目の当たりにするような年でした。
以上のことも踏まえ、なお一層生育初期に力を入れて、営業活動をしていきたいと思っています。
ちなみに、生育初期には「アグリボEX」がおすすめです。
樹が小さい分散布量が少なくてすみ、低コストで大きな効果が得られます。