キャベツ老化苗対策 |


8月におこなった“アグリボEXの定植前農薬混用処理”の様子を見に行ってきました。特に目立った薬害などは見られず、混用しての処理方法に問題はなかったようです。
ただ、植え付け時期が猛暑真っ只中だったため、水分不足による枯れ症状が多く見られました。
試験をおこなった茨城県では、先日の台風による雨が降るまで一ヶ月近く降雨がなく、畑は完全な水不足状態。その影響でキャベツの定植ができず、植えられない苗が多数残っていました。残っている苗も老化苗になっており、植え付け後の生育に不安が残ります。
《老化苗対策》
老化苗は栄養状態が悪く、定植後の活着も悪くなります。
定植前にアグリボEXの1000倍液にどぶ浸け、もしくは潅水処理して下さい。
アミノ酸による栄養補給と活着促進ができます。
定植後一ヶ月後間は、7〜10日おきにアグリボEXの1000倍液を葉面散布して下さい。この時にヤワラの1000倍液を混用すると、さらに効果的です。カルシウムとチッソを同時に補給できます(活着が悪く葉色が上がってこない時は特に)。
老化苗は病気にも弱くなりますので、殺菌剤の予防散布も徹底してください。
特にキャベツの場合は、べと病に注意してください。