2010年を振り返る |
2月~春先までの低温と長雨。
夏場の猛暑。
秋の日照不足と集中豪雨。
天候不順と呼ばれる全ての現象が起こった年だったのではないでしょうか。
農業においても、生育の遅れ・収穫量の減少・品質の低下などがあり、栽培が非常に難しい年だったと思います。
そんな中で農業現場で強く感じたことは“生育初期の重要性”です。
このアグリボ新聞でも何度となく記事にしてきましたが、2010年をあらためて振り返ってみても、やはりこのことが一番強く感じさせられました。
根張りが良くガッチリとした苗を定植し、初期生育時にしっかりと根を張らせることの出来た樹は、あらゆる天候不順に強く、生育が悪くなったとしても回復させることも可能であり、回復スピードも速いことを目の当たりにしました。
“苗半作”と言う言葉を、農業現場で見たような気がします。
2011年はどんな天候になるか分かりません。
農業に最適な安定した天候になるかもしれません。
今年のような不安定な天候になるかもしれません。
それは予測できません。
良い天候・悪い天候に関らず、育苗~定植初期1ヶ月位の管理に十分注意を払い、根張りの良いガッチリとした樹を“生育初期のうちに”作っておくこと。
“どんな天候でも天候不順や障害に強い樹にしておくこと”
これが大切であると思います。
今年から始めたアグリボ新聞。少しは皆様のお役に立てたでしょうか?
2011年はもっともっと皆様のお役に立てるような情報を掲載していきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願い致します。