イチゴ定植前に心がけて欲しい事 |

早い地域ではイチゴの定植が始まってきておりますが、定植のピークは9月中旬以降になりそうです。
今年の育苗期はダニやアザミウマ類の発生がみられ、九州など降雨量が多かった地域などでは、この時期炭そ病が発生しております。本圃への持込は十分に気をつけて下さい。
本圃へ持ち込まないためにも苗をよく観察し、写真のような病斑が見られた株は、取り除くようにして下さい。同時に薬剤散布も必ずおこなってください。
地域によってはしおれ症状を起こさない、通称“葉枯炭そ病”も発生しているようです。しおれ症状を引き起こす炭そ病と菌の種類が違い、防除効果が低い薬剤もあるようなので、薬剤選びにも注意してください。
炭そ病以外にも、うどんこ病やダニ類の本圃への持ち込むと、その後の防除が極めて困難になりますので、この時期に防除するように心がけて下さい。