今年の夏も暑くなりそうです。対策を万全に。 |

農業に目を向けると露地野菜では、8月の猛暑と雨不足で定植が遅れ老化苗になったり、定植しても活着不良で枯れるなどの被害が多数ありました。またキャベツなどの結球野菜では、老化苗定植が原因で結球不良起こすなどの二次的な被害もありました。
下記はおなじみの写真ですが、これは2010年8月におこなった、殺虫剤とアグリボEX混用による定植前灌注処理試験の様子です。

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2016年 07月 13日
近年では2010年の夏が「観測史上最も暑い夏」と呼ばれ、北日本で+2.6℃、東日本で+1.9℃、西日本で+1.7℃で、8月の平均気温が史上最高となった年でした。9月に入ってからも暑さは続き、9月中旬の秋雨前線が活発化するまでは、北日本で+3.1℃、東日本で+3.4℃、西日本で+3.1℃と全国的に平年よりも3℃近く高い気温を記録しました。
![]() 気象庁ホームページより 農業に目を向けると露地野菜では、8月の猛暑と雨不足で定植が遅れ老化苗になったり、定植しても活着不良で枯れるなどの被害が多数ありました。またキャベツなどの結球野菜では、老化苗定植が原因で結球不良起こすなどの二次的な被害もありました。 ハウス栽培の果菜類でも、定植後の高温が原因で枯れてしまったり、この時期を乗り切っても花落ちや着果不良などで収穫量が激減しました。 この年は、当初エルニーニョの影響で冷夏になるとの予測もあったため、暑さ対策が不十分でだったのかもしれませんが、この経験を生かし、2010年以降は遮光資材を利用するなどの対策もされるようになりました。 今夏も対策を万全にした方がよさそうです。 下記はおなじみの写真ですが、これは2010年8月におこなった、殺虫剤とアグリボEX混用による定植前灌注処理試験の様子です。 (撮影は2010年11月) 定植前殺虫剤灌注処理区(アグリボEX混用なし) ![]() <アグリボ製品の暑さ対策> ◇その1 ガッチリした根張りの良い苗をつくるために →育苗期にアグリボEX500倍液を2〜3回潅水散布 ※ガッチリとした根張りの良い苗は、定植後の活着・生育に明らかに差が出ます。 ◇その2 猛暑の中でも活着させるために →アグリボEX500倍液を定植前の苗に灌注処理もしくは定植後に森羅の2000倍液を株元に灌注処理(果菜類などの場合) ◇その3 果菜類の生育期高温対策(花落ち・着果不良等) →森羅を10日おきに潅水処理(150g/10a) ◇その4 高温時のしおれ対策 →ヤワラの1000倍液を7日おき(定期的)に葉面散布 ※ヤワラのしおれ対策は、カルシウム補給による組織の強化とトレハロースによる効果が期待できますが、初期の発根不良などが原因でしおれるケースが多くありますので、上記の対策もしっかりとおこなって下さい。 今年の夏も暑さに負けず乗り切りましょう!
by uno4545
| 2016-07-13 10:37
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