曇天続きの天候から一転。梅雨があけ気温の高い日が続いています。そんな中、秋冬作にむけて、は種や定植が始まっています。気温が高い中での育苗や定植は、苗の徒長、活着不良、定植後の生育不良につながります。植物(農作物)の生育にとって、これらの初期生育不良は、収穫量減少の要因のひとつになります。ここでも何度か紹介していますが、ねぎでの試験においては、初期生育の良し悪しでその後の生育に大きな差が出ました(初期生育時にアグリボEXなどを使用し根張りの良いガッチリとした苗をつくり、その後の生育差を無処理区と比較)。
(参考)

左から4つが出芽後40日以内にアグリボEXなどの処理をして根張りの良くガッチリとした苗の約3ヶ月後の様子。
右端がアグリボEX等を処理せずに育てた苗の約3ヶ月後様子。
アグリボEXの成分が植物体内に吸収されると、植物ホルモンのエチレンを生成します。その結果、転流が促進され、無駄な徒長が抑えられ根が伸びていきます。アグリボEXは気温が高く管理が難しいこの時期の育苗時や定植時に大いに活用できると思います。
□高温期における育苗期におけるアグリボEXの使用方法
本葉展開後にアグリボEX500倍希釈液を潅水散布
以降、5~7日おきに500倍希釈液を2回潅水散布(育苗期間が長い場合はそれ以降も使用できます)
□定植時のアグリボEXの使用方法
アグリボEX500倍液で苗をどぶ漬けして定植、もしくは定植前に苗に潅水散布
※セルトレイの場合→1枚あたり300~500ml(農薬等の混用可能)
初期生育はとても重要です。管理が難しいこの時期をアグリボEXを上手に使って乗り越えてください!