初期生育の重要性を再認識。 |
例えば、キャベツ(セル育苗)で定植前処理をする場合。
“低コストで大きな効果“
育苗から定植初期での使用をおすすめします。
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育苗~定植初期での基本的な使用方法(葉菜類、果菜類といません)。
□育苗期
本葉展開後500倍に希釈し潅水散布処理(2~3回目安)。
□定植時
定植前の苗に500倍希釈で潅注処理もしくはどぶ漬け処理。
□定植後(定植〜1ヶ月以内がおすすめ)
7日おきに1000倍希釈で葉面散布。
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2018年 11月 14日
高温続きの8月。天候不順の9月。加えて大型台風も多く上陸した秋冬作。作物の生育状況は芳しくありません。育苗期の根張り、定植後の活着、初期生育の不良、これらが大きく影響している様です。この様な状況を見ると、あらためて育苗期や生育初期の重要性を感じます。
弊社では健苗育成と初期生育の充実を目的とした、アグリボEXの使用をすすめています。初期生育であれば使用薬液量が少なくて済み、かつ大きな効果が期待できます。 例えば、キャベツ(セル育苗)で定植前処理をする場合。 アグリボEX(500ml)1本で250リットルの希釈液が作れます(500倍希釈)。 するとセルトレイ1枚あたり500mlの潅注処理で500枚のセルトレイに使用可能です。約1町歩分の苗に処理することが可能になります(作付け株数にもよります)。 対して、結球前の1町歩の圃場に散布するには、1000~1500リットルくらいの薬液が必要になります。1000倍希釈でも2~3本必要になる計算です。 “低コストで大きな効果“ 育苗から定植初期での使用をおすすめします。 *** 育苗~定植初期での基本的な使用方法(葉菜類、果菜類といません)。 □育苗期 本葉展開後500倍に希釈し潅水散布処理(2~3回目安)。 □定植時 定植前の苗に500倍希釈で潅注処理もしくはどぶ漬け処理。 □定植後(定植〜1ヶ月以内がおすすめ) 7日おきに1000倍希釈で葉面散布。 #
by uno4545
| 2018-11-14 11:54
| 農業現場から
2018年 10月 16日
気象庁ホームページより 曇天が続くと作物への影響も大きく、生育不良や病気の発生も心配されます。弊社では曇天対策製品として光触媒配合のアグリボ3をおすすめしております。アグリボ3は曇天による生育不良を最小限に抑える目的で開発された製品です。曇天が続くと予想される時。曇天が続いてる時の晴れ間。このような時の散布をおすすめしています。 予報を見て「くもりや雨が多そうだな」と思ったらアグリボ3を散布してみてください。お手もとにアグリボ3がない場合はアグリボEXで代用してください。アグリボ新聞内記事「日照不足条件化を作り出しアグリボ3の効果を検証する。」にアグリボEXの曇天時の試験結果も載せています。アグリボ3の製品情報は弊社ホームページをご覧ください。こちら #
by uno4545
| 2018-10-16 13:59
| お天気情報
2018年 10月 01日
![]() 台風24号は日本列島を縦断し、強風と大雨を全国各地にもたらしています。台風通過後は根腐れや根痛みを起こし、その後の生育に悪影響を与えてしまいます。 根腐れや根痛みを起こした作物は、養分の吸収が不十分になったり、新たな根を出すのに時間がかかってしまいます。このような時は、葉面からの養分補給といち早く発根を促すことが大切になります。 アグリボEXはアミノ酸を豊富に含み発根を促す作用があります。根腐れなどを起こした際の回復に効果を発揮します。1000倍希釈液を1〜2回散布することをおすすめします。
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by uno4545
| 2018-10-01 09:02
| アグリボ
2018年 09月 21日
イチゴの育苗圃場で見た症状。 新葉の縮れ1。 ![]() 最初に見た時は薬害ではないかと思いました。 しかし、生産者から詳しい状況を聞いてみると薬害以外の原因も考えられました。 チビクロバネキノコバエ(以下キノコバエ)による加害の可能性です。上記画像の縮れ症状は、キノコバエの被害にあった株によく見られる症状です。しかしながら、上記画像の新葉のおじぎ症状は見たことがなく判断に困ってしまいました。 後日、詳しい方に画像を送り意見を聞いてみると、やはり薬害かキノコバエの被害なのではないかとの事でした。 画像の様な新葉のおじぎ症状は、キノコバエの被害が多発している圃場でも見られることがあり、キノコバエによる加害症状とも考えられているようです。 対策は殺虫剤による防除。 近年は炭そ病や萎黄病、そしてダニが全国的に問題になっているため、それ以外の防除が疎かになっている傾向があります。 上記画像のような症状が見られるようでしたら、キノコバエの可能性がありますので、殺虫剤での防除を心がけるようにしてください。
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by uno4545
| 2018-09-21 12:36
| 農業現場から
2018年 07月 26日
暑い日が続いています。その影響もありアグリボ相談室には、しおれについての相談が多くよせられています。しおれと言っても原因は様々なので、お客様それぞれの状況をお聞きして対応させてもらっています。もちろん中には、手の施しようのない状態のものもあります。
今回、紹介する試験はヤワラのしおれ軽減効果についてです。試験内容は、ヤワラを散布して育てたきゅうりをしおれが出るような環境に置き、しおれ度合い、しおれからの回復スピード等を調査したものです。 <ヤワラのきゅうりしおれ軽減効果試験> □試験概要 きゅうり(12~14葉期)にヤワラを5日おきに3回散布。最終散布終了7日後に、直射日光の当たる場所に置き、しおれの発生するような環境にする。 その後、しおれ度合いやしおれからの回復スピード等を調査する。 □試験区 ①ヤワラ500倍区 ②多糖類区 ③硝酸カルシウム区(窒素成分100ppm) ④無処理区 *多糖類、硝酸カルシウムはともにヤワラに含まれる成分 □試験結果 1.萎れに対する耐性 ヤワラ500倍>多糖類>無処理>硝酸カルシウム (葉の萎れ具合、茎頂・つる先の垂れ具合等の継時的変化から総合判断した) 2.萎れからの回復力 ヤワラ500倍>多糖類≫無処理>硝酸カルシウム (葉の再展開度・水平度・茎頂の位置の戻り具合から判断した) *下記に画像あり □しおれ度合い、しおれからの回復に関する結論 ヤワラ500倍の3回散布(5日おき)で、高温・強日照条件下でのきゅうりのしおれに、優れた耐性、しおれからの回復が認められた。これはヤワラに含まれる多糖類の組織・細胞の保護作用によるものと考えられる。 □今回の試験で気になったこと(窒素過剰) 1.硝酸カルシウムの3回散布では、しおれに対する耐性および回復力は無処理区よりも劣る傾向だった。原因としては窒素過剰と継続的なしおれが相乗的に働き、組織が軟弱化した可能性が考えられる。また、葉数・茎葉重・根張りは増すが、果実の肥大・品質は劣り、過度のしおれによる窒素の過剰障害と考えられる。 2.ヤワラの施用で、しおれを軽減し果実の肥大・品質確保が可能となるが、多糖類施用区(窒素成分なし)の方が品質的には優れる傾向がある。ヤワラの500倍希釈液の3回連続散布では窒素投下量が少し高い可能性が考えられる。 これらのこと(窒素の過剰吸収)をふまえると、ヤワラの希釈倍数は700~1000倍が妥当と考えられる。 <しおれ対策としてヤワラを使用する場合> 700~1000倍で3回の連続散布が効果的 □まとめ ヤワラの散布で全てを解決できるわけではありませんが、しおれ軽減対策のひとつとしておすすめできると思います。 ヤワラはカルシウム補給を含め、様々な効果が期待できる商品です。しおれ軽減効果も、そのひとつとして考えていただければと思います。 ヤワラの多機能な効果を期待する場合は、1000倍希釈で7~10日おきの定期散布をおすすめしています。 □しおれについてのワンポイント しおれの原因は様々ですが、樹の疲れによるしおれは初期生育が大切になります。初期の活着や発根が不十分だと、樹に負担がかかってくる時期には、しおれが出やすくなってしまいます。初期の活着、初期の発根を促すにはアグリボ EXが最も効果的です。弊社では、アグリボEX定植前灌注や定植時のどぶ浸けをおすすめしています。 これら作業が難しい場合は、定植後の根回しの水などに森羅を2000倍で希釈し潅水する方法もあります。 初期生育時の使用は、使用量も少なく効果的ですので、ぜひお試しください。 □試験結果画像 左からヤワラ500倍区・多糖類区・硝酸カルシウム区・無処理区 10時09分撮影 10時に温室から移動。ヤワラ区以外しおれ始めている 11時40分撮影 硝酸カルシウム区、無処理区は生長点付近にしおれがみえる。 多糖類区もしおれ始める。 ヤワラ区もしおれ始める。 16時30分撮影 ヤワラ区もしおれる。撮影直後に潅水。 16時46分撮影 潅水15分後にはヤワラ区はしおれから回復し始める。 17時00分撮影 ヤワラ区は下位葉を除いて、葉が水平となりほぼ復活。(硝酸カルシウム区の回復が異常に遅い) しおれ、回復の比較 上/16時30分撮影(潅水前) 下/17時16分撮影(潅水75分後) #
by uno4545
| 2018-07-26 15:25
| アグリボ
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