塩による被害 |
最大瞬間風速27.5メートルだったようです。
この様な強風が起きると思い出すことがあります。
それは、沿岸部付近を通過した台風によって海の塩が、風に乗って内陸部に到達し農作物を枯らしてしまったのです。
台風などによる強風で、直接的に農作物に被害が出る事は想像できたのですが、
台風(強風)=海の塩=農作物への被害
は想像することが出来ませんでした。植物は、塩類によって枯れてしまいます。
漬物を想像してください。
例えばハクサイと大量の塩を入れて翌日見ると、水が出てきます。ハクサイの水分が外に出てきたために起こる現象です。いわゆる“浸透圧”です。
漬物なら良いのですが・・栽培している植物では・・
塩類による植物への被害は、日常的に起きる危険性があります。
植物を育てるために肥料を与えます。肥料は、一般的に“塩類濃度”が高く塩を与えているのと同じようなもの。
肥料の与え過ぎや、土の乾燥は根の水分を吸い取ってしまい根を傷めてしまいます。
“塩類濃度障害” “肥料焼け”などと呼ばれています。
(水やりは、この様な障害を回避するためにも必要です)
「いっぱい肥料をあげて大事に育ててやろう」 「水やりを忘れてしまった!」
などと言う時にこの様な事が起こりますのでお気をつけください。
水のやりすぎも根を腐らせてしまいますのでお気をつけ下さい。