降雨後の生育回復にはアグリボEX |
降雨による根腐れなどは、一時的に根からの養分吸収ができなくなります。
②いち早く発根させる
アグリボEXにはアミノ酸が豊富に含まれ、発根を促す作用もありますので、降雨後や根腐れからの回復に効果を発揮します。
降雨後、台風通過後には、
アグリボEX1000倍の2回もしくは3回の葉面散布で、降雨後の生育不良から、いち早く回復させてください。
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2018年 07月 06日
過去記事「悪環境下におけるアグリボEXの効果」で、最もアグリボEXの効果が現れた条件化は“土壌多湿条件化”でした。
農業現場においては、台風通過後や大雨後など土壌が多湿になった条件化での、生育回復にアグリボEXが広く利用されています。 降雨による根腐れなどは、一時的に根からの養分吸収ができなくなります。 このような時は、
①葉面から養分を補給する ②いち早く発根させる この2つが大切になります。 アグリボEXにはアミノ酸が豊富に含まれ、発根を促す作用もありますので、降雨後や根腐れからの回復に効果を発揮します。 葉面からの一時的な養分補給と発根。この2つがアグリボEXの特長です。 降雨後、台風通過後には、 アグリボEX1000倍の2回もしくは3回の葉面散布で、降雨後の生育不良から、いち早く回復させてください。 #
by uno4545
| 2018-07-06 16:40
| アグリボ
2018年 06月 18日
梅雨に入り日照の少ない日が続いています。当然のことながら日照不足は農作物の生育に大きなダメージを与えます。
日照不足対策として弊社では、アグリボ3もしくはアグリボEXの使用をおすすめしています。 今回は日照不足条件化で、アグリボ3およびアグリボEX処理が対象作物にどのような影響を与えるか試験した結果を紹介します。 「日照不足条件下での花苗の花芽誘導にもたらすアグリボ3の効果確認試験」 □試験目的: 日照量を制限した条件下で、定期的にアグリボ3およびアグリボEXを花苗に葉面散布し、花芽誘導・開花に与える効果を確認する □試験作物: ペチュニア(陽生植物) インパチェンス(陰生植物) (参考) 陽生植物とは 陽当たりのよい場所を好んで生育する植物のこと。日陰になると光合成量が低下し著しく生長が阻害される。 陰生植物とは 比較的日照量の少ない場所でも生育できる植物のこと。 □日照の管理方法(日照不足条件化の作り方): 温室内平張りカーテンを常時半開放とし、更に寒冷紗で覆い、日照不足の生育環境とする。 □試験区(計5回散布): 試験区①アグリボ3 3000倍 試験区②アグリボ3 1500倍 試験区③アグリボEX 500倍 試験区④アグリボEX 1000倍 試験区⑤無処理 □試験結果: *試験結果(考察)に関しては、アグリボ3 のみ記載します。アグリボEXの結果についてはページ下にあります(画像、グラフ)。 ペチュニア(陽性植物)の結果 (地上部の生育) 無処理区に比べアグリボ3区は草丈が伸長し地上部の生育が促進されたことを示した。 (花芽数) 無処理区に比べ特にアグリボ3 3000倍区で総花芽(蕾・開花・落花)数が増え、花芽分化が促進された。また、開花済み花芽(開花~落花)数も増え、開花が早まったことを示した。 (開花状態) 陽性植物であるペチュニアを日照不足の条件下で育成した場合、アグリボ3の3000倍が最も開花状態が良かった。 (アグリボ3/3000倍と1500倍の比較) 3000倍の方が落花数と蕾数が多い(=開花開始が早く、終花するのが遅い)。つまり、開花期間が長い。 *試験結果画像(開花状況)と花芽数のグラフがページ下にあります(アグリボEX処理区の画像もあります)。 インパチェンス(陰性植物)の結果 (花芽数) 無処理区に比べてアグリボ3 3000倍区は総花芽数が増え、花芽分化が促進された。 (開花状態) 無処理区に比べて、アグリボ3 区は落花数が増えた。アグリボ3で開花が早まった。 (アグリボ3の濃度差による違い) 高濃度(1500倍)の方が開花済み花芽数が多く、開花が早まったことを示した。しかしながら、蕾数と総花芽数は少なく、開花状態としては低濃度よりも劣る結果となった。 アグリボ3の高濃度区(1500倍)では、総花芽数が他の薬剤試験区より劣り、また無処理区と同等であり、花芽誘導効果が認められなかった。 アグリボ3 3000倍区は開花中の花芽数は少ないが、蕾数が多く、花壇・鉢用花卉としては好ましい開花条件をもたらしているものと言える。 インパチェンスは典型的な陰性植物であるが、日照量を制限した生育条件下でアグリボ3の光触媒機能は認められなかった。 *ページ下に各区の花芽数のグラフがあります。 □結論; ・アグリボ3・アグリボEXともに、継続的な葉面散布で花苗の総花芽数を増大し開花 開始時期を早める効果がある。 ・アグリボ3の3000倍希釈液の葉面散布で、花苗の開花期間を拡大出来る。 ・日照量を制限した条件下では、アグリボ3の光触媒機能による花芽誘導促進効果は、陽性植物のペチュニアでは発揮されるが、陰性植物のインパチェンスでは認められない。 ※上記、陽性植物と陰性植物参照 ◇日照不足時のおすすめ使用方法 ・晴れ間(散布可能な日)を見つけアグリボ3を3000倍に希釈し葉面散布 (手もとにアグリボ3がない場合) ・晴れ間(散布可能な日)を見つけアグリボEXを1000倍に希釈し葉面散布 ペチュニアの開花状況 アグリボ3 3000倍区(12ポット) 平均草丈:263mm 総花芽数:73 開花数:18.5 落下数:10 アグリボ3 1500倍区(12ポット) 平均草丈:267mm 総花芽数:65 開花数:20.5 落下数:7 アグリボEX 1000倍区(12ポット) 平均草丈:265mm 総花芽数:66 開花数:16 落下数:12 アグリボEX 500倍区(12ポット) 平均草丈:274mm 総花芽数:64 開花数:11.5 落下数:8 無処理区(12ポット) 平均草丈:248mm 総花芽数:50 開花数:13 落下数:1 ペチュニアにおける各区の花芽数 *アグリボEXの結果も良好でした。アグリボ3 をお持ちではない場合は、アグリボEXの1000倍をおすすめします。 インパチェンスにおける各区の花芽数
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by uno4545
| 2018-06-18 16:16
| アグリボ
2018年 06月 05日
弊社では初期生育の充実を目的として、アグリボEXによる定植前処理をおすすめしています。このアグリボ新聞でも、キャベツなどの葉菜類の試験結果などを紹介してきました。
今回はトマトでの移植前処理の試験結果をご紹介します。 尚、移植時に限らず、定植時でも同様の効果が期待できます。 ※本試験はどぶ漬け処理をおこなっていますが潅水処理でも同様の効果が期待できます。作業しやすい処理方法をお選びください。 試験概要 □目的: アグリボEXをトマトのポット鉢上げ時(2.5葉期)および鉢上げ降に葉面散布処理をし、健苗育成の効果を確認する □試験区および処理方法: ①アグリボEX250倍どぶ漬け区 ②アグリボEX500倍どぶ漬け区 ③液肥(3.5-1.0-3.5)どぶ漬け区 ④アグリボEX250倍どぶ漬け+500倍葉面散布区 ⑤アグリボEX500倍どぶ漬け+500倍葉面散布区 ⑥アグリボEX500倍葉面散布区 ⑦液肥(3.5-1.0-3.5)どぶ漬け+葉面散布区 ⑧無処理区 ※どぶつけは移植直前にセルトレイの肩まで浸漬 ※葉面散布は移植後の5葉期 □試験結果 節間伸長について(節間の短縮) ②250倍液のどぶ漬け区 ⑤500倍液どぶ漬け+500倍液葉面散布区 ⑦500倍液葉面散布区 以上3つの処理区で節間が短縮した。 風乾重について(重量増) ②AGEXの500倍どぶ漬け区 ⑤500倍液どぶ漬け+500倍液葉面散布区 ④アグリボEX250倍どぶ漬け+500倍葉面散布区 以上3つの処理区で風乾重が増えた。 発根状態について(発根促進) ②250倍液のどぶ漬け区 ⑤500倍液どぶ漬け+500倍液葉面散布区 以上2つの処理区の発根状態が優れていた。 上)⑤500倍液どぶ漬け+500倍液葉面散布区 下)⑧無処理区 □結論: 地上部の徒長抑制、特に下位節間の短縮、茎葉部組織の充実および発根状態、コスト面等から総合判断すると、アグリボEX500倍の鉢上げ時どぶ漬け+5葉期の葉面散布の体系処理が最も効果が安定する。 また、別試験において定植前後のアグリボEX処理により、定植後の健全育成および開花を促進する効果が確認されています。 ぜひ、定植前後のアグリボEX処理をお試しください。 果菜類での定植前および移植前の使用方法 ①定植時(鉢上げ時)にアグリボEX500倍液のどぶ漬けもしくは潅水散布 ②7〜10日後に500倍液の葉面散布 #
by uno4545
| 2018-06-05 14:29
| アグリボ
2018年 05月 14日
昔から「苗半作」と言われ、育苗の大切さが謳われてきました。
ここ数年の天候は、不安定な天候が多く農作物の栽培を難しくしています。それらの天候に対して、その都度、適切な対策を施す必要はありますが、それだけでは後手に回ってしまうことも多くあります。 しかし、活着がスムーズで初期生育の充実した苗は、不安定な天候に強かったり、対策を施した時の回復が早かったりもします。まさに「苗半作」と言ったところでしょうか。 弊社でおこなっている試験においても、「苗半作」を思わせる結果が出ておりますので、一部抜粋して紹介したいと思います。 前回のビートでの試験結果に続き、今回は長ねぎでの試験結果を紹介します。 <長ねぎでの試験結果> □試験内容 育苗期(生育初期)にアグリボEXを処理し、最終薬剤処理終了後、約80日経過後の生育を調査する。 □試験区 試験区1:出芽直後にアグリボEX100倍液の潅注処理 試験区2:アグリボEX500倍液の潅水散布処理 試験区3:ヤワラ500倍液の葉面散布処理 試験区4:アグリボEX500倍液+ヤワラ500倍液の葉面散布処理 試験区5:無処理区 □考察 全ての薬剤試験区で、無処理区に比べ地上部及び地下部の伸長が認められた。 苗重においては、それ以上の大幅な増加が観られた。したがって、苗重/苗長比が高くなり、苗の充実度(太さ)をうかがわせるものである。 特に試験区4は、全ての調査項目で際立って高い値を示し、苗質向上が顕著であったことを示す結果となった。 試験区2の処理液には、試験区4と同じ濃度のアグリボEXが含まれていながら、試験区4に比べ十分な生育促進効果が認められなかった。これについては、潅水散布処理では、アグリボEXの成分が植物体内に十分吸収されなかったことが原因していると考えられる。(ねぎや玉ねぎには、潅水散布よりも葉面散布の方が効果的) ヤワラ500単用区も高い生育促進効果をもたらし、含まれる展着促進材の作用で窒素分が効率良く取り込まれた結果と考えられる。 試験区1は、高濃度のAGEX希釈液(x100)を出芽直後に1回潅注処理し、その後の薬剤処理を省いたものであるが、十分に苗質を向上させており、省力性の観点から着目すべき処理法である。 □結 論 長ねぎの育苗初期~2葉期までに、アグリボEX500倍・ヤワラ500倍混合液を数回葉面散布処理することで、その後の生育(葉令及び草丈)が促進され、地上部・地下部共に充実した株になる。 生育初期にアグリボEXを葉面散布 ↓ 良質苗になる(健苗育成) ↓ その後の生育が促進され、地下部・地上部ともに充実する 薬剤処理終了後、約80日経過後の各区の様子 ![]() 左より 試験区1:出芽直後にアグリボEX100倍液の潅注 試験区2:アグリボEX500倍液の潅水散布 試験区3:ヤワラ500倍液の葉面散布 試験区4:アグリボEX500倍液+ヤワラ500倍液の葉面散布 試験区5:無処理 苗の詳細(%は無処理区比) 試験区1:出芽直後アグリボEX100倍液の潅注 苗重7.3g(220%) 草丈477.9mm(122%) 根長207.7mm(119%) 試験区2:アグリボEX500倍液の葉面散布 苗重6.1g(184%) 草丈445.2mm(114%) 根長184.4mm(106%) 試験区3:ヤワラ500倍液の葉面散布 苗重7.0g(212%) 草丈470.4mm(120%) 根長236.0mm(117%) 試験区4:アグリボEX500倍+ヤワラ500倍葉面散布 苗重9.1g(277%) 草丈498.3mm(127%) 根長236.0mm(136%) 試験区5:無処理区 苗重3.3g(100%) 草丈391.9mm(100%) 根長174.2mm(100%) #
by uno4545
| 2018-05-14 11:30
| アグリボ
2018年 04月 20日
昔から「苗半作」と言われ、育苗の大切さが謳われてきました。
ここ数年の天候は、不安定な天候が多く農作物の栽培を難しくしています。それらの天候に対して、その都度、適切な対策を施す必要はありますが、それだけでは後手に回ってしまうことも多くあります。 しかし、活着がスムーズで初期生育の充実した苗は、不安定な天候に強かったり、対策を施した時の回復が早かったりもします。まさに「苗半作」と言ったところでしょうか。 弊社でおこなっている試験においても、「苗半作」を思わせる結果が出ておりますので、一部抜粋して紹介したいと思います。 <ビートでの試験結果抜粋> □試験内容 育苗期にアグリボEX(250~1000倍)を数回処理したビート苗を移植し、移植後52~55日目の生育を調査。 □試験区 アグリボEX250~1000倍液を、それぞれ1~3回潅水散布処理をし、その後に移植。 □移植後の地下部の生育 根長: アグリボEXの500~1000倍液の2~3回処理区及び250倍液の1回処理区で、顕著な伸長が認められた。 根生重: アグリボEXの500~1000倍液処理区で、無処理区の1.7~2倍と極めて著しい増大を示したが、250倍液処理区ではそれらに比べると減少した。 □移植後の地上部の生育 草丈: アグリボEXの500~1000倍処理区で、中庸~明らかな伸長が認められた。 これに対して、250倍処理区では、移植時までのアグリボEXの処理圧の高いほど草丈が抑制される傾向を見せた。 茎葉生重: アグリボEXの500~1000倍処理区で極めて高い増大を示し、250倍処理区では減少した。 アグリボEXの500~1000倍液の3回処理区の地上部の生育は、2回処理区に比べ僅かに劣る傾向も認められ、3回処理は避けておくべきものと考えられる。 □結論 アグリボEXの500~1000倍希釈液を育苗期本葉展開後に2回潅水散布することにより、移植後の地上部及び地下部の初期生育(特に根部伸長)を促すことができる。 より良質な苗(アグリボEX使用)ほど、移植後の生育に大きな差が出ることが分かった。 苗床でのアグリボEX処理 ↓ 健苗育成(良質な苗) ↓ 定植、移植後の生育が充実 #
by uno4545
| 2018-04-20 15:00
| アグリボ
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